「ナットウキナーゼには効果があるのか?」という疑問に対して、一部のインターネット記事は効果がないと主張しているが、実際には多数の臨床研究によって、ナットウキナーゼには血栓予防や血液の流れを改善する効果があることが実証されています。

ナットウキナーゼに効果なし

インターネット上には、ナットウキナーゼに効果がないという記述がちらほらあります。果たして効果があるのか否かどちらが正しいのでしょう。

ナットウキナーゼの嘘ホント

ナットウキナーゼに効果がない根拠になっているのは、血栓の溶解に効果があるのはあくまで試験官内の実験結果であり、人間の場合ナットウキナーゼが吸収されているかどうかが不明という主張になっています。

しかし、以下にの様に効果があることが実証されている記述があり、よく調べずに発言していると言わざるを得ません。

台湾の健常者や患者45名を対象にオープン試験が行われており2,000 FU(FUはフィブリン分解ユニット)のナットウキナーゼの2か月服用でフィブリノーゲン、factor VII, VIIIの血漿中レベルが7~20%低下すると報告されています。

また2015年のSci Repには、日本人を対象としたプラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験の結果が発表されています。これによると2,000 FUのナットウキナーゼ含有カプセルを単回投与した健常若年成人12名の採血結果では、抗凝固・フィブリン溶解を有意に亢進することが示されています。

他の臨床研究でも4,000 FUを服用した健常者7名では対象者の殆どで血小板凝集抑制が確認されているようです。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)

ナットウキナーゼを摂るには納豆を食べると良い?

ナットウキナーゼは、大豆と納豆菌が発酵する際、納豆菌が分泌する酵素のことです。ナットウキナーゼは熱や酸に弱いため、熱いご飯に納豆をかけたり、胃酸にさらされると活性が低下します。納豆を食べても体に取り込まれるナットウキナーゼの量はごく僅かになってしまいます。

ナットウキナーゼが吸収されない問題

ナットウキナーゼは、1日あたりの摂取量が2,000FUが適量とされています。納豆が1パック50gとして、平均1,500FUのナットウキナーゼ活性が含まれています。

注意点として納豆によっては活性の少ないものや内容量が少ないものもあります。また、賞味期限間近のものは活性が低下することがあります。

ナットウキナーゼが熱や酸に影響されることも無視しても、1~2パック程度の摂取が必要です。しかし、納豆はサプリメントと違い、胃酸の影響を受けやすく、効果的にナットウキナーゼを摂取できない可能性があります。

納豆を3パック食べれば良い?

ナットウキナーゼを十分に摂取できないなら、たくさん食べたらいいのでは?、納豆が大好きだから一日3パック食べるのなんて余裕!という方もいらっしゃるかと思います。しかし…

熱いご飯に納豆をかけるとナットウキナーゼが少なくなる

納豆の食べ過ぎにはリスクがあります

ご存じにように納豆は、栄養が高い健康食品としても注目されています。大豆は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを多く含み、納豆によって栄養価が高まることが知られています。

納豆に含まれる栄養素には、ビタミンK、酵素(ナットウキナーゼ)、カリウム、鉄、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸があります。

これらは、血圧の調整、妊娠時や発育時の成長促進、エネルギー代謝の促進に役立つ栄養素です。

ただし、納豆に含まれるプリン体の摂り過ぎには注意が必要です。適量であれば、骨粗しょう症予防、更年期障害の症状軽減などの働きが期待されますが、納豆に限らず大豆製品を続けてたくさん食べることは控えるようにしましょう。

また、女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンが含まれるため、乳がんや子宮筋腫のリスクを高める可能性があることにも注意が必要です。

サプリメントはソフトカプセル状で摂取されることが多く、胃酸の影響を受けにくく、納豆よりもはるかに効果的です。ただし、サプリメントの中にも品質が悪いものや偽物もあるため、信頼できるメーカーを選ぶことが大切です。

ナットウキナーゼはサプリメントで摂取

ナットウキナーゼを効果的に摂取するためには、サプリメントでの摂取が最も効率が良い方法ですが、様々なサプリメントが販売されていて一見してどれが良いかの判断は不可能です。

以下の観点でナットウキナーゼのサプリメントを比較してみました。

ここに注意

  • ナットウキナーゼの含有量
    最も重要なことは、製品がどれだけの量のナットウキナーゼを含んでいるかです。一般的に、より高い含有量は、製品がより効果的です。なお、ナットウキナーゼには過剰摂取の心配がないことが確認されています。
  • その他の成分
    ナットウキナーゼサプリメントには、ナットウキナーゼ以外の成分が含まれる場合があります。これらの成分が何であるかを知ることは重要です。一部の製品には、ビタミンCや酵素など、ナットウキナーゼと相乗効果を持つ成分が含まれていることがある。
  • メーカーの信頼性
    製品を製造するメーカーが信頼性があるかどうかも重要です。製造元の評判を調べ、製品についての口コミやレビューを読むことが必要。
  • 価格
    ナットウキナーゼサプリメントの価格は、製造元や商品によって異なります。価格が高い製品が必ずしも最高の品質を示すわけではありませんが、適切な比較を行うために価格を考慮することは重要です。
社名 商品名 ナットウキナーゼ その他の成分
ドクターズチョイス 血管お掃除サプリメント 15,000FU ・セラぺプターゼ酵素 45000SPU
・リパーゼ酵素 500FIP
・プロテアーゼ酵素、アムラ果実抽出物、パパイン酵素、ブロメライン酵素、ルチン、コエンザイムQ10、マグネシウム
マルマンH&B 納豆キナーゼ4200FU 4,200FU ・DHA 70mg
・EPA 13mg
DHC ナットウキナーゼ 3,100FU ・タマネギ外皮エキス末
・DHA 5mg
・EPA 0.5mg
MONONET ナットウキナーゼプラス 3,000FU ・DHA・EPA含有精製魚油
・納豆菌培養エキス末
・アマニ油
・ミツロウ
明治薬品 N医学研究所 納豆キナーゼDX 3,000FU ・納豆菌エキス
・タマネギ外皮末
・ビール酵母

第一の条件であるナットウキナーゼの含有量で圧倒的にダントツなのが「ドクターズチョイスの血管お掃除サプリメント」です。また、ナットウキナーゼと同時摂取で相乗効果のある「酵素類」や「ビタミンC」も含有されています。

商品の口コミもこちらで調べてみたら確かな様です。

© 2023 ナットウキナーゼの真実